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今月の主題 白血病—最新の知見と治療 補助療法
血小板輸血と抗HLA抗体
著者: 森島泰雄1
所属機関: 1名古屋大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.646 - P.648
文献購入ページに移動 白血病,とくに急性白血病の化学療法や骨髄移植療法時には,強力な抗癌剤や放射線療法により患者は一時的に骨髄低形成状態になる.血小板減少に対しては血小板輸血を実施し,出血を未然に防ぐことが重要である.十分な予防的血小板輸血により,血小板の低下を心配することなく十分な寛解導入療法,地固め療法などが実施でき,ひいては完全寛解率,治癒率の向上をもたらしている1).このことから,白血病治療における輸血療法は単なる補助療法というより,最も重要な治療手段の1つといえよう.
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