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カラーグラフ Oncology Round・8
不顕性癌(occult carcinoma)の1例
著者: 片山勲1 丸山正董2 畑中浩成1
所属機関: 1埼玉医科大学・病理 2丸山記念総合病院・外科
ページ範囲:P.683 - P.687
文献購入ページに移動FUOは,38.4℃以上の発熱が3週間以上経過し,1週間以上諸検査を続けるにもかかわらず原因不明の場合を呼ぶというように明確に定義されているが,不顕性癌の定義には諸家の間でかなりの差異が認められる.一般には,リンパ節・骨・肝・皮膚・脳などの生検により癌転移の病理診断が下された患者において,問診,身体検査,胸部X-P,血液検査,尿検査,糞便凝血検査を行ったにもかかわらず原発巣が不明の場合とされている.
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