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今月の主題 呼吸不全の臨床 呼吸不全治療の新しいアプローチ
難治性気管支喘息の携帯用インフュージョンポンプ療法
著者: 野口昌幸1
所属機関: 1虎の門病院・呼吸器科
ページ範囲:P.792 - P.793
文献購入ページに移動 難治性の気管支喘息に対する治療はテオフィリン製剤,副腎皮質ステロイド剤,β刺激剤,抗アレルギー剤などを用いさまざまな工夫がなされている.気管支喘息の主たる治療薬であるテオフィリンは通常上部消化管から吸収され,一般的にはほぼ100%が吸収されると考えられている1,2).今回,筆者らはテオフィリンの吸収障害が疑われた重症かつ難治性の気管支喘息患者に対して携帯用インフユージョンポンプを使用し,在宅でテオフィリンの持続注入療法を行った.その結果,良好なコントロールが得られ,quality of lifeの改善が認められた.
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