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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻5号

1990年05月発行

文献概要

今月の主題 呼吸不全の臨床 呼吸不全治療の新しいアプローチ

Bronchiolitis Obliterans Organizing Pneumonia(BOOP)のステロイド治療

著者: 加治木章1 城戸優光1

所属機関: 1産業医科大学・呼吸器科

ページ範囲:P.814 - P.816

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 Bronchiolitis obliterans organizing pneumonia(BOOP)はEplerらにより提唱された疾患概念である1).BOOPはその名称が示すごとく,病理学的に終末細気管支から呼吸細気管支腔内の肉芽形成(BO)と肺胞道から肺胞囊にかけての器質化性滲出物(OP)を特徴としている.BOOPは表1に示すような種々の原因で起こりうるが,ここでは特発性のものについて述べる.
 特発性BOOPはこれまでBIP(Bronchiolitisinterstitial pneumonia),Organizing Pneumonia-like process,Cryptogenic organjzingpneumonitisなどとして報告されてきた疾患群と同じ疾患概念と考えられている1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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