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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻5号

1990年05月発行

文献概要

今月の主題 呼吸不全の臨床 呼吸不全のリハビリテーション

リハビリテーションプログラムの設定

著者: 佐々木孝夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.832 - P.834

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 表1はAmerican Thoracic Societyの肺疾患におけるリハビリテーションの計画に関する公式見解である.
 リハビリテーションは,その者に現存している能力を最大に復旧させることであり,その意味では,原疾患の治療を含め,患者にかかわる事項のすべてがリハビリテーションの要素でもある.しかし,リハビリテーションは社会復帰とも訳され,通常の管理法では病院を抜け出せない患者を在宅療法まで持っていき,さらにいわゆるquality ofIifeを高めるような積極的特別管理法という意味を持っ.後者の場合,表1の「D.リハビリテーションの内容」がとくに強調され,これを行うのをリハビリテーションのごとく考えられることが多いが,これが有効に働くためには,表1の他の要素の十分なる検討と実行が不可欠であることをまず強調しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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