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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻6号

1990年06月発行

文献概要

今月の主題 わかりやすい心電図の臨床 負荷心電図,特殊心電図の適応と読み方

心電図自動診断の効用と限界

著者: 広木忠行1

所属機関: 1福岡大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.964 - P.967

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 電子計算機による心電図自動解析の日常臨床への導入もすでに4分の1世紀の歴史を経ている1).この心電図自動解析システムの創成期には,心電図自動解析そのものの必要性の是非が議論されていたが,近年はさすがにそのような議論はなくなり,心電図自動解析システムの必要性についてはほとんどの心電図専門家が肯定的であり,したがって,現在では心電図自動解析プログラムの改良,心電図ファイリングや心電図時系列比較のためのデータベース,電話回線,無線,宇宙衛星を介した心電図データ電送などによる心電図の集中管理に関する議論がなされている.以下,先ず心電図自動解析システムの現況について,効用と限界の面から要約することにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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