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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻6号

1990年06月発行

文献概要

今月の主題 わかりやすい心電図の臨床 不整脈の治療

心房細動,心房粗動

著者: 林潤一1

所属機関: 1杏林大学医学部・高齢医学・第4内科

ページ範囲:P.1024 - P.1026

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●心房細動atrial fibrillation
 心房細動の治療は大きく5つに分けて考えられる.第1は心房での高頻度(400〜700/分)の興奮が,房室伝導が正常の房室結節を通り心室に伝達される場合の頻脈を制御する治療であり,第2は心房細動を停止させ洞調律に戻すための治療である.第3は心房細動が継続することにより起こりうる心房内血栓症と,その遊出による塞栓症の予防,第4は洞調律に復帰後の心房細動再発防止,第5は心房細動を引き起こした誘因疾患の治療である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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