文献詳細
文献概要
今月の主題 わかりやすい心電図の臨床 不整脈の治療
ブロック
著者: 早野元信1
所属機関: 1佐賀医科大学・内科
ページ範囲:P.1030 - P.1033
文献購入ページに移動 ブロックは心臓興奮の伝導障害を意味し,すべての部位で生じうるが,一般には,伝導障害の部位により,大きく4つに分類される.
すなわち,1)洞房ブロック(洞房接合部組織の伝導障害),2)心房内ブロック(心房内の伝導障害),3)房室ブロック(主として房室接合部の伝導障害),4)心室内ブロック(心室内の伝導障害)である.その他ヒス束にも伝導障害が生じうる.これらのブロックのうち,房室ブロックが最も臨床的頻度が多く,一般に心ブロックといえば,房室ブロックを指すことが多い1).本稿では,誌面の関係で房室ブロックのみに限定して,その分類と治療について述べることにする.
すなわち,1)洞房ブロック(洞房接合部組織の伝導障害),2)心房内ブロック(心房内の伝導障害),3)房室ブロック(主として房室接合部の伝導障害),4)心室内ブロック(心室内の伝導障害)である.その他ヒス束にも伝導障害が生じうる.これらのブロックのうち,房室ブロックが最も臨床的頻度が多く,一般に心ブロックといえば,房室ブロックを指すことが多い1).本稿では,誌面の関係で房室ブロックのみに限定して,その分類と治療について述べることにする.
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