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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻7号

1990年07月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質投与の基本

ナロースペクトラム抗生物質投与の重要性

著者: 比嘉太1 草野展周2 斎藤厚1

所属機関: 1琉球大学医学部・第1内科 2琉球大学医学部・検査部

ページ範囲:P.1116 - P.1119

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 より広い抗菌スペクトラムをもつ抗生物質,いわゆるブロードスペクトラム(広域)抗生物質のより強い抗菌力を求めて,新薬の開発はめざましい進歩を遂げている.しかし,常に問題となるのは耐性菌の出現と,それによる菌交代症の出現である.抗生物質投与にあたっては,新しく開発されている広域抗生物質が従来のものをすべての面で凌駕するものではないことを肝に銘ずる必要がある1).こうした現状をふまえて,この項ではナロースペクトラム(狭域)抗生物質投与の重要性について今一度考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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