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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻7号

1990年07月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質投与の基本

併用療法の理論と実際

著者: 森眞由美1

所属機関: 1東京都老人医療センター・血液科

ページ範囲:P.1122 - P.1125

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 抗生物質の併用療法は,起炎菌不明の重症感染症や複数菌感染症にしばしば行われる.とくに穎粒球減少時や免疫能に異常のあるimmunocom-promised hostの感染症では,治療開始の遅延が予後に関係するため,起炎菌の検索を開始すると同時に広範囲のスペクトルをカバーできるような抗生剤の併用を開始するのが一般的である.それだけに最も有効な組み合わせを選択しなければならない.in vitroのデータや動物実験からの理論およびボランティアでのデータ,臨床データに基づいて決定する.
 ここでは併用療法の基となる理論,および臨床データの一部を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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