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今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質投与の基本
抗生物質の投与法
著者: 廣田正毅1
所属機関: 1長崎大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.1126 - P.1127
文献購入ページに移動 抗癌剤や免疫抑制剤が一般の臨床で広く用いられるようになって以来,Compromised hostが増加し,弱毒菌や耐性菌による感染症への対策が臨床的に重要な課題となっている.このために強力な抗菌力,広い抗菌スペクトラム,長い血中半減期,より少ない副作用などの特徴をもつ抗菌薬が次々に開発されているが,これにともない抗生物質の投与法に関しても,より理論的な裏づけがなされつつある.
抗生物質療法においては,基本的には,抗生物質の病巣内濃度が起炎菌の最小発育阻止濃度(MIC)を上回り,十分な作用発現濃度に達するように投与量が定められる.また,MICを上回る病巣内濃度が1日数回得られるように投与間隔が決定される.さらに,抗菌力,抗菌スペクトラム,体内動態や副作用のみならず,宿主の病態や宿主と起炎菌との関係も考慮して,投与量,投与間隔を決定する必要がある.
抗生物質療法においては,基本的には,抗生物質の病巣内濃度が起炎菌の最小発育阻止濃度(MIC)を上回り,十分な作用発現濃度に達するように投与量が定められる.また,MICを上回る病巣内濃度が1日数回得られるように投与間隔が決定される.さらに,抗菌力,抗菌スペクトラム,体内動態や副作用のみならず,宿主の病態や宿主と起炎菌との関係も考慮して,投与量,投与間隔を決定する必要がある.
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