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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻7号

1990年07月発行

今月の主題 抗生物質の使い方

内科的感染症と抗生物質投与法

好中球減少時の発熱

著者: 大熨泰亮1 林恭一1

所属機関: 1岡山大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1190 - P.1192

文献概要

 悪性腫瘍の化学療法中に,副作用としての好中球減少とともに発熱を認めた場合の対応について述べる.好中球は主として細菌や真菌感染の防御に重要な役割を果たしているが,抗悪性腫瘍剤を投与中の患者では,好中球数の減少とともにその機能(貪食能,殺菌能,走化性)も障害されており,また,マクロファージ,リンパ球機能も障害されているため感染症を合併しやすい.好中球減少時に発生した感染症は急速に進行し,放置すると致死的となり得るため,早急な対応が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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