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今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質投与の注意事項
抗生物質と血液・造血器障害
著者: 醜岡延熹1 鈴木和郎1
所属機関: 1昭和大学医学部・血液内科
ページ範囲:P.1212 - P.1213
文献購入ページに移動 薬物による血液障害は多いが,このうち抗生物質によるものがかなりの頻度を占める.かつてクロラムフェニコール(クロロマイセチン®)による再生不良性貧血が大きくクローズアップされ,再生不良性貧血の主因とさえ考えられた時期があった.最近,クロラムフェニコールを使用する機会は減り,特定の薬剤による血液障害が問題になることは少なくなった.しかし,現在広く用いられているペニシリン系,セフェム系抗生物質による血液障害はしばしばみられる.
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