icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina27巻7号

1990年07月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質投与の注意事項

抗生物質と血液・造血器障害

著者: 醜岡延熹1 鈴木和郎1

所属機関: 1昭和大学医学部・血液内科

ページ範囲:P.1212 - P.1213

文献購入ページに移動
 薬物による血液障害は多いが,このうち抗生物質によるものがかなりの頻度を占める.かつてクロラムフェニコール(クロロマイセチン®)による再生不良性貧血が大きくクローズアップされ,再生不良性貧血の主因とさえ考えられた時期があった.最近,クロラムフェニコールを使用する機会は減り,特定の薬剤による血液障害が問題になることは少なくなった.しかし,現在広く用いられているペニシリン系,セフェム系抗生物質による血液障害はしばしばみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?