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今月の主題 内科医のための小児診療のコツ 小児診療のコツ
採血・注射法のコツ
著者: 田村正徳1
所属機関: 1東京大学医学部・小児科
ページ範囲:P.1300 - P.1301
文献購入ページに移動●採血・静注にあたっての注意点
小児の採血・静注にあたっては以下の点に留意すべきである.
1)体格が小さいのに比例して血管が細い したがって静注や点滴時には,血管の大きさに見合った針,翼状針(21G〜27G)を使用し,静注速度もゆっくり行う必要がある.小学生以下の児で点滴を施行する場合は,原則的には微量点滴セットを使用したほうがよい.しかし,採血の場合は,針が細いと溶血や血液凝固を起こしやすいので,静脈採血では21Gか22G,動脈血では23G〜25G針が適切なサイズとなる.
小児の採血・静注にあたっては以下の点に留意すべきである.
1)体格が小さいのに比例して血管が細い したがって静注や点滴時には,血管の大きさに見合った針,翼状針(21G〜27G)を使用し,静注速度もゆっくり行う必要がある.小学生以下の児で点滴を施行する場合は,原則的には微量点滴セットを使用したほうがよい.しかし,採血の場合は,針が細いと溶血や血液凝固を起こしやすいので,静脈採血では21Gか22G,動脈血では23G〜25G針が適切なサイズとなる.
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