icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina27巻8号

1990年08月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための小児診療のコツ 小児診療のコツ

採血・注射法のコツ

著者: 田村正徳1

所属機関: 1東京大学医学部・小児科

ページ範囲:P.1300 - P.1301

文献購入ページに移動
●採血・静注にあたっての注意点
 小児の採血・静注にあたっては以下の点に留意すべきである.
 1)体格が小さいのに比例して血管が細い したがって静注や点滴時には,血管の大きさに見合った針,翼状針(21G〜27G)を使用し,静注速度もゆっくり行う必要がある.小学生以下の児で点滴を施行する場合は,原則的には微量点滴セットを使用したほうがよい.しかし,採血の場合は,針が細いと溶血や血液凝固を起こしやすいので,静脈採血では21Gか22G,動脈血では23G〜25G針が適切なサイズとなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?