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今月の主題 内科医のための小児診療のコツ 主な症状・疾患の診療の要点
言語障害
著者: 加我牧子1
所属機関: 1国立精神・神経センター・精神保健研究所
ページ範囲:P.1382 - P.1385
文献購入ページに移動 小児の言語に関する主訴の特徴は「言葉が遅い」との訴えが圧倒的に多いことである.この原因としては,1)聴力障害,2)精神発達遅滞,3)原因のはっきりしない話し言葉のみの遅れ,4)自閉症,5)いわゆる“微細脳機能障害”,6)脳性麻痺,7)環境性などがある.この他,「発音が悪い」,「言葉が出なくなった」などの訴えがあり,成人と同様に後天性に失語症も起こりうる.しかしその病像は小児の年齢,発達段階に左右される.
言語障害を主訴に来院した子供は他の病気と同じように,直ちにあるいは機会を見て小児科医,専門医に紹介すべき子供と,家族に適切な取り扱い方を指示して,経過観察してよい子供とを見分けることが必要になる(表1).
言語障害を主訴に来院した子供は他の病気と同じように,直ちにあるいは機会を見て小児科医,専門医に紹介すべき子供と,家族に適切な取り扱い方を指示して,経過観察してよい子供とを見分けることが必要になる(表1).
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