文献詳細
文献概要
カラーグラフ 冠動脈造影所見と組織像の対比・18
CABG後,早期にみられる形態学的変化
著者: 堀江俊伸1
所属機関: 1東京女子医科大学・循環器内科
ページ範囲:P.1422 - P.1424
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症例 69歳,男
現病歴 1月9日,午後5時頃,突然胸痛が出現した.一晩中起坐呼吸の状態であり,翌日近医の往診を受け,救急車にて近くの病院へ入院した.肺水腫の状態であり,同時に第4肋間胸骨左縁に全収縮期雑音を聴取した.内科治療にても改善しないため,12日,当院へ転院した.入院後,大動脈内バルーンパンピングを施行したが,肺うっ血がさらに著明となり,冠動脈造影施行後,心室中隔穿孔閉鎖手術とバイパスグラフト手術を行った.術前からみられた腎不全状態は術後も改善せず,手術6日後に死亡した.
症例 69歳,男
現病歴 1月9日,午後5時頃,突然胸痛が出現した.一晩中起坐呼吸の状態であり,翌日近医の往診を受け,救急車にて近くの病院へ入院した.肺水腫の状態であり,同時に第4肋間胸骨左縁に全収縮期雑音を聴取した.内科治療にても改善しないため,12日,当院へ転院した.入院後,大動脈内バルーンパンピングを施行したが,肺うっ血がさらに著明となり,冠動脈造影施行後,心室中隔穿孔閉鎖手術とバイパスグラフト手術を行った.術前からみられた腎不全状態は術後も改善せず,手術6日後に死亡した.
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