文献詳細
文献概要
今月の主題 ウイルス肝炎1990 日常診療での肝炎マネージメント
肝炎患者の専門医紹介のタイミング
著者: 鵜沼直雄1
所属機関: 1三井記念病院・消化器センター内科
ページ範囲:P.1466 - P.1468
文献購入ページに移動●専門医紹介のタイミングはなぜ必要なのか?
急性肝炎の約1%は劇症肝炎となり数日から数週のうちに死亡する.生存率はなお20%台と低い.少しでも生存率を上げるためのさまざまな特殊治療は,専門医のいる病院において行われる.そこでは徹底した24時間体制による監視と,真夜中でも血漿交換の行える機敏性が必要とされる.治療のための診断の遅れは半日たりともあってはならない.そこで専門医へ紹介するタイミングが必要となるのである.
急性肝炎の約1%は劇症肝炎となり数日から数週のうちに死亡する.生存率はなお20%台と低い.少しでも生存率を上げるためのさまざまな特殊治療は,専門医のいる病院において行われる.そこでは徹底した24時間体制による監視と,真夜中でも血漿交換の行える機敏性が必要とされる.治療のための診断の遅れは半日たりともあってはならない.そこで専門医へ紹介するタイミングが必要となるのである.
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