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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻9号

1990年09月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎1990 そこが知りたいウイルス肝炎最近の知見

肝炎ウイルスと肝細胞癌

著者: 金子周一1 足立浩司1 鵜浦雅志1 小林健一1

所属機関: 1金沢大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.1510 - P.1511

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 肝細胞癌(肝癌)は,胃癌,肺癌についで頻度の高い癌であり,比較的若年から発症すること,また発症後の生存率が低いことから社会的にも大きな問題となっている.
 肝癌の発症に関与する因子としては,肝炎ウイルス,かび毒,喫煙などが重要視されているが,なかでもB型肝炎ウイルスと肝癌の密接な関係はは疫学1)だけでなく感染実験からも証明されている.また,C型肝炎ウイルスは1989年に報告された2)ばかりであるが,このウイルスが多くの肝癌症例に関与していることが明らかとなってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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