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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻9号

1990年09月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎 Q & A

配偶者が肝炎患者であったら,夫婦生活は制限を受けるか.

著者: 上村朝輝1

所属機関: 1新潟大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.1520 - P.1520

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 配偶者が急性肝炎であればA型,B型,NANB型肝炎(C型肝炎)のいずれにおいても夫婦生活は制限を受けるのは当然であろう.
 一方,配偶者がB型あるいはNANB(C)型肝炎のキャリアである場合を考えてみると,①配偶者がB型肝炎ウイルスキャリア,とくにHBe抗原陽性の場合1は感染性が強いので,配偶者がキャリアと判明した時点でHBs抗原・抗体の検索を行う.感染防御抗体であるHBs抗体が陽性であった場合は夫婦生活に制限は必要はない.抗原・抗体両者陰性の場合はHBVワクチンを接種し,HBs抗体を獲得するまではコンドームなど使用することで感染予防することが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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