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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻9号

1990年09月発行

今月の主題 ウイルス肝炎1990

ウイルス肝炎の特殊治療

ウイルス肝炎に対する一般薬物療法の適応と限界

著者: 松嶋喬1

所属機関: 1北海道大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.1534 - P.1536

文献概要

 ウイルスに起因する慢性肝炎への治療体系は,今後,インターフェロン(IFN)をはじめとする,いわゆる抗ウイルス剤を第1選択薬として,これに一般薬物療法が併用されてゆくものと思われる.すなわち,IFNなどの抗ウイルス療法のみでは,ウイルス起因性の慢性肝疾患の鎮静化は不可能で,例えば抗ウイルス療法に抵抗する症例,または病態が存在することは日常経験することであり,また副作用のために抗ウイルス剤の使用量および対象疾患にも当然制限が加えられ,いわゆる一般薬物療法による治療が必要となる.本稿では,B型およびC型慢性肝炎に対する一般薬物療法の実際について,筆者らの経験した症例を提示しながら述べてみることにしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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