文献詳細
今月の主題 ウイルス肝炎1990
ウイルス肝炎の特殊治療
文献概要
劇症肝炎は,急激かつ広範な肝細胞壊死あるいは高度な肝機能低下に基づいて,肝性昏睡を主徴とする肝不全症状が出現する肝炎である.本症の生存率は1987年度の全国集計1)でも16.2%と低く,肝移植をはじめさらに新しい治療法の開発・導入が望まれている.
本症の治療にあたってはは肝炎の劇症化を予知し,速やかに予防対策を講ずることが肝要である.多臓器不全の病態を呈することから,常に全身状態の観察を行い,早期の治療対策が重要である2).したがって,本症の治療としてはは特殊療法とともに全身管理・合併症対策が基本となる.
本症の治療にあたってはは肝炎の劇症化を予知し,速やかに予防対策を講ずることが肝要である.多臓器不全の病態を呈することから,常に全身状態の観察を行い,早期の治療対策が重要である2).したがって,本症の治療としてはは特殊療法とともに全身管理・合併症対策が基本となる.
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