文献詳細
文献概要
今月の主題 不整脈診療プラクティス 不整脈へのアプローチ
不整脈の成因に関する最近の考え方
著者: 有田真1
所属機関: 1大分医科大学・生理学
ページ範囲:P.22 - P.28
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1)頻脈型心室性不整脈の発生機序には,①リエントリー,②撃発活動,③異常自動能があり,この順序で発現度も高いと推定される.
2)リエントリーの遅い伝導は,「抑制されたNa+電流」による場合と,「Ca2+電流」による場合がある.この区別は治療薬の選択上重要である.
3)撃発活動は,遅延後脱分極(DAD)によるものと早期後脱分極(EAD)によるものがあり,前者は細胞内Ca2+濃度の増加,後者は細胞膜のK+透過性の減少が主因である.したがって治療も異なる.
1)頻脈型心室性不整脈の発生機序には,①リエントリー,②撃発活動,③異常自動能があり,この順序で発現度も高いと推定される.
2)リエントリーの遅い伝導は,「抑制されたNa+電流」による場合と,「Ca2+電流」による場合がある.この区別は治療薬の選択上重要である.
3)撃発活動は,遅延後脱分極(DAD)によるものと早期後脱分極(EAD)によるものがあり,前者は細胞内Ca2+濃度の増加,後者は細胞膜のK+透過性の減少が主因である.したがって治療も異なる.
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