文献詳細
文献概要
今月の主題 不整脈診療プラクティス 診断についてのセミナー
不整脈の検査法—電気生理学的検査からわかること
著者: 笠貫宏1
所属機関: 1東京女子医科大学日本心臓血圧研究所・循環器内科
ページ範囲:P.54 - P.62
文献購入ページに移動●EPSとは
臨床電気生理学的検査clinical electro-physiologic study(EPS)とは,心腔内電位記録と心臓ペーシングからなる.近年の臨床不整脈の診断,治療の進歩において果たした役割は非常に大きい.診断,重症度評価,機序分析のみならず,抗不整脈薬の薬効評価,ペースメーカー療法や手術療法の適応決定に非常に重要な検査となっている1〜9).さらに植え込み型除細動器やカテーテルアブレーションなど,新しい治療法には不可欠となっている.本稿では,EPSからわかることについて概説を加える.
臨床電気生理学的検査clinical electro-physiologic study(EPS)とは,心腔内電位記録と心臓ペーシングからなる.近年の臨床不整脈の診断,治療の進歩において果たした役割は非常に大きい.診断,重症度評価,機序分析のみならず,抗不整脈薬の薬効評価,ペースメーカー療法や手術療法の適応決定に非常に重要な検査となっている1〜9).さらに植え込み型除細動器やカテーテルアブレーションなど,新しい治療法には不可欠となっている.本稿では,EPSからわかることについて概説を加える.
掲載誌情報