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今月の主題 不整脈診療プラクティス 不整脈治療の実際
心室細動—心肺蘇生術の実際
著者: 瀬﨑和典1 松尾博司1
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター・第3内科
ページ範囲:P.132 - P.134
文献購入ページに移動 心室細動(Vf:ventricular fibrillation)とは,形・幅・大きさがまちまちの心室波が不規則に連続するもので,QRS・ST-Tを区別できない.心室細動では心室がポンプ機能を失った状態であるから,5〜15秒で意識消失が,3〜4分で不可逆的な脳障害が起こる.したがって,この間に有効な心肺蘇生術(CPR:cardiopulmonary resuscitation)が施行されない限り,死亡するか,蘇生後脳症,植物状態に至る.ここでは,着院時心肺停止(DOA:death on arrival)の1例を紹介し,CPRの実際について触れる.
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