icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina28巻1号

1991年01月発行

文献概要

今月の主題 不整脈診療プラクティス トピックス

R-R間隔変動と自律神経機能

著者: 矢永尚士1 西村敏博2

所属機関: 1九州大学生体防御医学研究所・気候内科 2大分大学工学部

ページ範囲:P.158 - P.160

文献購入ページに移動
ポイント
1)R-R間隔より自律神経機能を知る方法には,時系列を主体とする解析法(CV値,RR50など)とスペクトルを主体とする解析法がある.
2)CV値やRR50は加齢,心不全,糖尿病で減少し,主として迷走神経遠心路障害の表現と考えられる.
3)R-R間隔のスペクトル解析によりHF(高周波成分)とLF(低周波成分)に分けられ,HFは副交感神経機能を,LFは主として交感神経機能を表す.
4)本分析法は非侵襲的,定量的ではあるが,ノイズ,期外収縮が混入するときは,その信頼性は落ちる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?