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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻10号

1991年10月発行

今月の主題 臓器感染症と抗生物質の選択

気道感染症

急性白血病に合併した肺炎の治療

著者: 大本英次郎1 林恭一1

所属機関: 1岡山大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1708 - P.1709

文献概要

ポイント
1)急性白血病における肺炎の重症度は,好中球減少の程度と期間に密接に関連する.
2)好中球減少に伴う肺炎は,発症時一般に炎症反応に乏しいことが特徴である.
3)開始時の抗生剤は広域スペクトラムをもつ多剤併用とし,分離菌が明らかになった時点で,より適切な抗生剤へと変更する.
4)肺炎は好中球の増加とともに一時的に増悪することがある.
5)抗生剤終了のタイミングとしては,好中球の増加,解熱,胸部X線像,理学的所見,CRPの改善を指標とする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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