文献詳細
今月の主題 臓器感染症と抗生物質の選択
肝・胆道系感染症
文献概要
ポイント
1)肝膿瘍が疑われた場合には,腹部超音波検査,腹部CT検査を早期に施行する.
2)経皮経肝膿瘍ドレナージ,または経皮経肝胆道ドレナージを施行し,排膿および膿瘍腔内の洗浄により減圧をはかる.
3)起炎菌としてはE.coli, Klebsiella,Pseudomonasが多いが,嫌気性菌が増加しつつある.
4)初期治療の抗生剤は上記起炎菌を想定し,肝組織,および胆汁中への移行のよいセファマイシン系,ペニシリン系抗生剤がfirst choiceとなる.
1)肝膿瘍が疑われた場合には,腹部超音波検査,腹部CT検査を早期に施行する.
2)経皮経肝膿瘍ドレナージ,または経皮経肝胆道ドレナージを施行し,排膿および膿瘍腔内の洗浄により減圧をはかる.
3)起炎菌としてはE.coli, Klebsiella,Pseudomonasが多いが,嫌気性菌が増加しつつある.
4)初期治療の抗生剤は上記起炎菌を想定し,肝組織,および胆汁中への移行のよいセファマイシン系,ペニシリン系抗生剤がfirst choiceとなる.
掲載誌情報