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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻10号

1991年10月発行

文献概要

今月の主題 臓器感染症と抗生物質の選択 肝・胆道系感染症

胆嚢炎・胆管炎の治療

著者: 牧野勲1

所属機関: 1旭川医科大学・第2内科

ページ範囲:P.1736 - P.1737

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ポイント
1)胆道感染症に使用する抗生剤の選択には,起炎菌に対して感受性を有すること,胆汁移行性が良好であること,作用を減ずるβ-lactamaseに対し安定であること,副作用の少ないことを考慮する.
2)第1選択剤は軽症〜中等度症例の場合,AB-PC,ニューキノロン剤を使用する.中等度以上の症例にはPIPC,CEZ,CMZ,CTTを使用し,無効ならCPZ,LMOXに切り替える.難治例にはCPZ,CAZを投与する.
3)胆道感染の治療には,その背後にある胆汁うっ滞の病態を把握し,胆汁うっ滞が高度な場合は胆道ドレナージの処置を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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