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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻10号

1991年10月発行

今月の主題 臓器感染症と抗生物質の選択

その他の感染症の治療

院内感染のoverview

著者: 林泉1

所属機関: 1癌研究会付属病院・内科

ページ範囲:P.1791 - P.1797

文献概要

ポイント
1)院内感染の証明は,同一菌であることを証明する.
2)内因性感染と外因性感染に分けて考える.
3)S. Aureus(とくにMRSA)とP. aeruginosaが重要.
4)E. faecalis,S. epidermidisが増加している.
5)真菌,とくにCandidaに注意.
6)院内感染原因菌は環境由来菌が多いため,環境(とくに床)の浄化が大切である.
7)全病院的構成による院内感染対策委員会が必要である.
8)院内感染の発生と蔓延の程度を知るため,サーベイランス活動が必要である.
9)院内感染対策は,常時対策と非常時対策が行われなければならない.
10)最近ではMRSA問題がクローズアップされており,ポピドンヨード剤中心の環境浄化が必要である.
11)気管ストーマを有する患者には除菌対策が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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