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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻10号

1991年10月発行

文献概要

カラーグラフ 冠動脈造影所見と組織像の対比・32

Directional Coronary Atherectomy

著者: 堀江俊伸1

所属機関: 1東京女子医科大学・循環器内科

ページ範囲:P.1808 - P.1810

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●高度の偏心性狭窄に対してAtherectomyを施行した例
 症例 60歳,男
 現病歴 11月末より朝出勤途中15分歩行すると胸部圧迫感が出現し,ゆっくり歩き続けると5分間位で改善していた.12月初旬より胸部圧迫感の回数が増加したため,近くの病院を受診し,ニトログリセリン舌下錠を処方された.12月12日,就寝中に冷汗を伴う胸痛が出現したため,当院を受診し,入院した.
 冠動脈造影では右冠動脈(Seg2)に99%狭窄を認めた(図1).高度の偏心性狭窄であるためAtherectomyを施行し,狭窄は99%から0%になった.冠動脈切除標本は13個であり,組織標本を作成した(図3).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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