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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻10号

1991年10月発行

文献概要

カラーグラフ Oncology Round・20

縦隔に初発するNS型ホジキン病

著者: 赤塚誠哉1 内田光枝2 片山勲3

所属機関: 1川崎市立井田病院・臨床研究検査部 2川崎市立井田病院・内科 3埼玉医科大学・第1病理

ページ範囲:P.1819 - P.1823

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 ホジキン病というと非腫瘍性の疾患のように聞こえるが,非ホジキンリンパ腫とともに悪性リンパ腫の2大分類を分かちあっている立派な悪性腫瘍であり,病理組織像によりリンパ球優勢型(LP),結節硬化型(NS),混合細胞型(MC),リンパ球減少型(LD)の4型に分類されていることは,読者諸氏がすでによくご存知のとおりである.しかし,この病理学的4分類と臨床像(年齢,性,浸潤部位,症状,予後など)との間に高度の相関があることは案外よく知られていない.たとえば若年女性の縦隔に初発するホジキン病は,ほとんどすべてNS型であるといってもよいくらいに,NS型の好発する年齢・性・部位は特徴的である.
 今回はその意味で典型的なホジキン病NS型の症例を提示する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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