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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻11号

1991年10月発行

文献概要

増刊号 わかりやすいエコー法の臨床 エコー法の基礎

良い腹部エコー図を得るためのコツ

著者: 万代恭嗣1 出月康夫1

所属機関: 1東京大学医学部・第2外科

ページ範囲:P.16 - P.21

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 いまや,超音波診断法は画像診断法のひとつとして重要な地位を占めるばかりでなく,卒後初期研修の必修科目となったといっても過言ではない.しかし,この検査法を学ぼうとする人が共通に感じることは,すぐには良い画像を得られないという点である.
 これはひとつには,探触子の走査法をまず習得しなければならないことがあげられる.モニターに現れた画像をもとに,探触子の動きを調整しながら目的の画像を描出できるまでには,ある程度の視覚と連動した手や腕の運動機能の獲得が必要である.また,他の画像診断法と比べて超音波画像は視野が狭かったり,ガスや骨の後ろに隠れる臓器は描出されないといった制約も,本検査法の習熟を妨げる要因となっていよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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