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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻11号

1991年10月発行

文献概要

増刊号 わかりやすいエコー法の臨床 エコー法の基礎

超音波解剖—腹部(消化器)

著者: 田中幸子1

所属機関: 1大阪府立成人病センター・消化器内科

ページ範囲:P.48 - P.53

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 超音波検査においては,いろいろな体表位置からの,また入射角度もさまざまな断層像がリアルタイムの情報としてつぎつぎと得られてくる.これらのおびただしい数の断面像を組み立てて,立体的位置関係を理解することが必要である.
 そのためには,各臓器および大血管,その他,診断のポイントとなる管腔などの相互の位置関係(図1)の十分な把握が,検査に従事する前提として必要である.そのうえで,各臓器,各部分について,超音波ビームが十分に対象に到達し,有効に関心領域の情報を得ることのできるような体表位置,入射角度を求めて装置を使いこなしていけばよい.したがって,「一般的な走査法」にこだわることなく,検者は各被検者にあわせて最良の走査法をみつけだしていくべきといえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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