icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina28巻11号

1991年10月発行

増刊号 わかりやすいエコー法の臨床

心エコー法 撮り方と読み方の基本

コントラスト心エコー法

著者: 鄭忠和1

所属機関: 1鹿児島大学医学部・リハビリテーション科

ページ範囲:P.112 - P.119

文献概要

 末梢コントラストエコー法(Peripheral Contrast Echocardiography;PCE)1)は,短絡血流や三尖弁逆流などの右心系の心内異常血流の診断にきわめて有用な方法として用いられている.最近ではPCEによって左心系のコントラストエコー法の記録も可能となり2),PCEの新たな応用が期待されている.
 一方,心筋コントラストエコー法3)(Myocardial Contrast Echocardiography;MCE)は心筋灌流の状態を画像化する新しい方法として注目されている.これは冠動脈内にコントラスト剤を注入して断層心エコー図を記録することにより,その注入冠動脈の灌流領域を,心筋エコー輝度の増強によって他の冠動脈支配領域と区別する方法であり,今後の臨床応用が期待されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら