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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻11号

1991年10月発行

文献概要

増刊号 わかりやすいエコー法の臨床 心エコー法 疾患と心エコー図異常

先天性心疾患—短絡疾患・2(PDA,Valsalva洞動脈瘤etc)

著者: 森一博12 鎌田政博2 土肥嗣明2

所属機関: 1九州大学生体防御医学研究所・遺伝学部門 2岡山大学医学部・小児科

ページ範囲:P.186 - P.193

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●検査の手順
 本稿では,大動脈・冠動脈に関連した短絡疾患として,①動脈管開存(PDA),②心室中隔欠損(VSD)を伴うバルサルバ洞動脈瘤,③冠動脈瘻,④左冠動脈肺動脈起始症(Bland-White-Garland症候群=BWG症候群)の4疾患について記載する.VSDを伴わず単独で生じるバルサルバ洞動脈瘤は,バルサルバ洞動脈瘤全体の10%を占めるのみである.また,④は比較的まれではあるが,学童期以降に発見される例もあり(成人型),重要な疾患である.
 これらの疾患の診断には,ドプラ断層法が有用であるが,断層心エコー図による形態の観察,各種ドプラ法による短絡血流の時相分析も重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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