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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻11号

1991年10月発行

増刊号 わかりやすいエコー法の臨床

心エコー法 疾患と心エコー図異常

虚血性心疾患

著者: 高元俊彦12 坂本二哉3

所属機関: 1東京医科歯科大学・第2内科 2佐々木研究所附属杏雲堂病院・内科循環器 3佐々木研究所附属杏雲堂病院

ページ範囲:P.209 - P.215

文献概要

 虚血性心疾患(心筋梗塞,狭心症)に対する心エコー図検査は,急性期あるいは慢性期のいかんを問わずきわめて有用である.とくに急性心筋梗塞患者に対しては,CCUに超音波装置を常設し経時的な観察を行えば,病態に即した適切な患者管理が可能となる.また,経皮冠動脈形成術(PTCA)や冠動脈血栓溶解療法(PTCR)などに代表されるintervention therapyの効果判定にも有用な検査法といえる.さらにドプラー法検査を的確に行えば,心室中隔破裂など重篤な合併症の診断も容易となる.
 本稿では,虚血性心疾患に対する心エコー図検査の原則的な戦略法(strategy)を概説するとともに,最近の超音波検査法の進歩を紹介したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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