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今月の主題 よくわかる内分泌疾患 隠れた内分泌疾患を見つけるコツ
肥満
著者: 斎藤真理1 井上修二1
所属機関: 1横浜市立大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.1854 - P.1855
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1)肥満とは過剰体重のことではなく,体脂肪の過剰蓄積のことであるが,体脂肪の適切な測定法がないために,標準体重に対する過剰体重を肥満度として肥満を判定している.
2)標準体重は(身長)2×22(kg)で計算し,肥満度30%以上を一般に肥満症と判定する(Body Mass Index[体重÷(身長)2]が22の時にもっとも疾患の合併率が少ないという統計に基づく日本肥満学会方式).
3)症候性肥満のうち内分泌性肥満は軽度のものが多いので,肥満度20%以上を肥満症と考えたほうが診断の誤りが少ない.
4)肥満の大部分は単純性肥満であるが,随伴症状の注意深い把握により症候性肥満を見逃さないようにすることが大切である.
1)肥満とは過剰体重のことではなく,体脂肪の過剰蓄積のことであるが,体脂肪の適切な測定法がないために,標準体重に対する過剰体重を肥満度として肥満を判定している.
2)標準体重は(身長)2×22(kg)で計算し,肥満度30%以上を一般に肥満症と判定する(Body Mass Index[体重÷(身長)2]が22の時にもっとも疾患の合併率が少ないという統計に基づく日本肥満学会方式).
3)症候性肥満のうち内分泌性肥満は軽度のものが多いので,肥満度20%以上を肥満症と考えたほうが診断の誤りが少ない.
4)肥満の大部分は単純性肥満であるが,随伴症状の注意深い把握により症候性肥満を見逃さないようにすることが大切である.
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