icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina28巻12号

1991年11月発行

文献概要

今月の主題 よくわかる内分泌疾患 内分泌疾患のスクリーニング検査から鑑別診断まで

下垂体腫瘍を発見したとき

著者: 石橋みゆき1

所属機関: 1帝京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.1884 - P.1890

文献購入ページに移動
ポイント
1)下垂体腫瘍の大部分は下垂体腺腫である.下垂体腺腫と鑑別を要する重要な疾患は,頭蓋咽頭腫と鞍上部胚細胞腫瘍である.
2)下垂体腺腫はホルモン産生能から,プロラクチン産生腺腫(プロラクチノーマ),成長ホルモン産生腺腫,ACTH産生腺腫,TSH産生腺腫,ゴナドトロピン産生腺腫,多ホルモン産生腺腫および非機能性腺腫に分けられる.
3)下垂体腺腫の臨床症状は,腫瘍による局所症状,ホルモン過剰症状,下垂体機能低下症の三者で,画像診断,視野・視力検査,内分泌学的検査を行って診断を確定する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?