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文献概要
今月の主題 よくわかる内分泌疾患 内分泌疾患のスクリーニング検査から鑑別診断まで
原発性アルドステロン症を疑ったとき
著者: 小島元子1
所属機関: 1大原綜合病院付属大原医療センター・内科
ページ範囲:P.1916 - P.1919
文献購入ページに移動●原発性アルドステロン症の概念
1.定義
原発性アルドステロン症は,副腎皮質からアルドステロン(aldosterone)が過剰に分泌されるため,高血圧と低カリウム(K)血症を呈する疾患である.稀に低K血症を伴わない症例があり,これを正K性原発性アルドステロン症1)と呼ぶ.
アルドステロン過剰の原因は,副腎腺腫と副腎皮質球状帯過形成に大別される.副腎腺腫によるものを狭義の原発性アルドステロン症,副腎皮質過形成によるものを特発性アルドステロン症と呼ぶ.
1.定義
原発性アルドステロン症は,副腎皮質からアルドステロン(aldosterone)が過剰に分泌されるため,高血圧と低カリウム(K)血症を呈する疾患である.稀に低K血症を伴わない症例があり,これを正K性原発性アルドステロン症1)と呼ぶ.
アルドステロン過剰の原因は,副腎腺腫と副腎皮質球状帯過形成に大別される.副腎腺腫によるものを狭義の原発性アルドステロン症,副腎皮質過形成によるものを特発性アルドステロン症と呼ぶ.
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