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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻12号

1991年11月発行

今月の主題 よくわかる内分泌疾患

最近のトピックス

抗下垂体抗体

著者: 小林功1

所属機関: 1群馬大学医学部・臨床検査医学

ページ範囲:P.1976 - P.1977

文献概要

 血中抗下垂体抗体の存在が知られるようになったのは,1975年頃からで,Bottazzo一派の報告に始まると考えて異論はないように思われる1).彼らは下垂体前葉細胞(PRL,GH,LH,FSH分泌細胞など)に対する自己抗体を検出し,やがてインスリン依存型糖尿病(IDDM)の16.6%に抗下垂体抗体を認めるという興味ある成績を発表した.
 一方,本邦でも最近,抗下垂体抗体は視床下部一下垂体病変に関する症例報告にしばしばみられる検査項目になりつつある(ただし保険適用にはなっていない).このような背景には杉浦らの抗下垂体抗体測定法の開発2,3)がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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