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甘草エキスによる偽アルドステロン症
著者: 宮森勇1 蘇馬隆一郎1
所属機関: 1金沢大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.1988 - P.1990
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1)偽アルドステロン症は,和漢薬の多くに含まれる甘草およびその有効成分であるグリチルリチンの過剰摂取により引き起こされる.
2)偽アルドステロン症の臨床症状としては,高血圧,低カリウム血症,浮腫が重要であり,低レニン低アルドステロン血症を呈する.
3)偽アルドステロン症の成因として,グリチルリチンおよびその水解産物であるグリチルレチン酸による11β-水酸化ステロイド脱水素酵素(11β-HSD)活性阻害作用が注目されている.
1)偽アルドステロン症は,和漢薬の多くに含まれる甘草およびその有効成分であるグリチルリチンの過剰摂取により引き起こされる.
2)偽アルドステロン症の臨床症状としては,高血圧,低カリウム血症,浮腫が重要であり,低レニン低アルドステロン血症を呈する.
3)偽アルドステロン症の成因として,グリチルリチンおよびその水解産物であるグリチルレチン酸による11β-水酸化ステロイド脱水素酵素(11β-HSD)活性阻害作用が注目されている.
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