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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻13号

1991年12月発行

文献概要

Q&A

高血圧患者の初診時のチェックポイントは.

著者: 西尾一郎1

所属機関: 1和歌山県立医科大学・循環器内科

ページ範囲:P.2048 - P.2048

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A 高血圧患者の初診時に当たっては,高血圧の重症度と二次性高血圧の鑑別が重要となる.高血圧の重症度は,血圧値だけでなく臓器障害の程度も重要である.当科では,東大3内科高血圧重症度分類に沿って,脳,眼底,心,腎,血圧値の重症度を評価している.眼底も初診時に評価することが望ましい.また,血圧値は随時血圧のみでなく,家庭血圧を参考にしたり,携帯型自動血圧計による日内変動をなるべく早期に実施するようにしている.二次性高血圧の鑑別は,最近優れた検査法が開発されているが,問診・診察,検尿・一般検査が重要である.これらは,外来診療でも可能であるが,高血圧重症度の高い症例や悪性高血圧などはすぐ入院が必要であり,二次性高血圧の鑑別に際して,摂取食塩量を変化させたり,無投薬下での血圧管理ために入院を考慮する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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