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Q&A
降圧治療に精神安定剤を用いてよいでしょうか.
著者: 藤井潤1
所属機関: 1朝日生命成人病研究所
ページ範囲:P.2061 - P.2061
文献購入ページに移動適応となるのは,不安やいらいら感の強い高血圧患者,興奮しやすい高血圧患者などである.精神安定剤には筋弛緩作用があるので頭痛,肩こり,腰痛などの自覚症に有効のこともある.軽微な症状でも,個々の患者の自覚症に何の手も打たないのはよい臨床医とはいえない.本来の適応とはいえない不定愁訴に対し,苦しまぎれに少量の精神安定剤を投与することもある.かかる場合は,1〜2週で効果がなければ連用すべきではない.
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