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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 高血圧治療の実際と新たな展開 非薬物療法

高血圧と喫煙,飲酒,ストレス—生活指導

著者: 斉藤郁夫1

所属機関: 1慶應義塾大学・保健管理センター

ページ範囲:P.2076 - P.2077

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ポイント
1)喫煙は動脈硬化の危険因子であり,かつ降圧薬の抗動脈硬化作用を阻害する.高血圧患者は禁煙することが必要である.高血圧患者の治療にあたる医師はこのことを患者に教育し,繰り返し説得すべきである.
2)アルコールの過剰摂取は血圧を上昇させるが,日本酒1合あるいは,ビール大1本あるいは,ウイスキー80mlまでなら許可してよいとされている.
3)精神的ストレスを軽減することは高血圧の非薬物的治療として有用と考えられる.しかし,タバコ,アルコールなどによる精神的ストレスの解消は勧められない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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