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文献概要
今月の主題 高血圧治療の実際と新たな展開 薬物療法
Ca拮抗薬の使い方のこつ
著者: 鈴木哲1 今泉勉1
所属機関: 1九州大学医学部・循環器内科
ページ範囲:P.2090 - P.2092
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1)心血管系への影響,臓器特異性,あるいは作用持続時間などの特徴をつかんで各症例に適した薬剤を選択する.
2)軽一中等症高血圧では持効性のCa拮抗薬を用い,血圧変動を少なくしコンプライアンスを高めるように考慮する.
3)nifedipineなどのDHP系と異なり,diltiazem,verapamilは心抑制作用が比較的強いため,2度以上の房室ブロック症例では使用を避け,徐脈や心不全症例でも注意が必要である.また,β遮断剤と併用しないことが望ましい.
1)心血管系への影響,臓器特異性,あるいは作用持続時間などの特徴をつかんで各症例に適した薬剤を選択する.
2)軽一中等症高血圧では持効性のCa拮抗薬を用い,血圧変動を少なくしコンプライアンスを高めるように考慮する.
3)nifedipineなどのDHP系と異なり,diltiazem,verapamilは心抑制作用が比較的強いため,2度以上の房室ブロック症例では使用を避け,徐脈や心不全症例でも注意が必要である.また,β遮断剤と併用しないことが望ましい.
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