icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina28巻13号

1991年12月発行

文献概要

Q&A

24時間携帯型自動血圧計にはどのようなものがありますか.

著者: 島本和明1

所属機関: 1札幌医科大学・第2内科

ページ範囲:P.2096 - P.2096

文献購入ページに移動
A 24時間血圧測定計が普及し,日常診療での応用が容易になってきている.現在本邦で入手可能な機器について述べる.最も使用頻度の高いものはABPM-630(コーリン電子)(日本コーリン販売)である.重量780gで,CO2,ガスにより加圧し,オシロメトリック法とコロトコフ音法の両者による測定が可能である.価格はレコーダ30万円,解析装置50万円である.少々重いことと加圧にCO2ボンベを使用するため維持費がかかることが問題点としてあげられる.一方,同じ国産品としてTM-2420,TM-2020(タケダメディカル)(エーアンドディ販売)がある.重量390gと軽く,昇圧がモーターポンプでボンベが不要,更には価格もレコーダー23万円,解析装置12万円と安価であることが特徴となる.しかし,血圧測定がコロトコフ音法のみで,再測定の多いのが欠点となる.米国Space Labo社製のModel 90207(日本光電工業販売)も入手可能である.350gと軽く,オシロメトリック法で血圧測定するが,価格はセットで164万と高価である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?