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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 高血圧治療の実際と新たな展開 薬物療法

降圧薬の併用療法における留意点

著者: 三上洋1 荻原俊男1

所属機関: 1大阪大学医学部・第4内科(老人科)

ページ範囲:P.2102 - P.2104

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 高血圧症の治療は,原因の除去が可能な一部の二次性高血圧症を除けばほとんどの場合,降圧薬を用いた対症療法である.しかし,優秀な降圧薬が次々と開発されたことにより,ほとんどの例において血圧のコントロールは可能となった.しかし,単独の降圧薬投与ではコントロール不十分な頻度も高く,2薬あるいは3薬併用を要することが多い.このような場合,降圧薬併用によってもたらされる降圧効果の増強,また逆に単独では見られない副作用などの出現もありうるので,投与する降圧薬の作用機序,代謝などについて熟知する必要がある1).この項では降圧薬相互の併用による影響に限定して,好ましい併用2)と避けるべき併用あるいは禁忌について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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