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今月の主題 高血圧治療の実際と新たな展開 特殊な高血圧の治療
老年者の高血圧における治療の考え方
著者: 大内尉義1
所属機関: 1東京大学医学部・老年病学教室
ページ範囲:P.2110 - P.2112
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1)老年者高血圧の治療開始の基準は収縮期圧160ないし170mmHg以上,拡張期圧90mmHg以上のいずれか一方を満たす場合とする.
2)降圧の目標は,収縮期圧150〜160mmHg,拡張期圧85mmHg前後と成人に比べ甘くし,過度の降圧に注意する.
3)老年者では高血圧以外の疾患を合併していることが多く,薬物療法の選択には注意を必要とする.
4)収縮期高血圧も脳血管障害の危険因子になるが,その治療法は確立されていない.
1)老年者高血圧の治療開始の基準は収縮期圧160ないし170mmHg以上,拡張期圧90mmHg以上のいずれか一方を満たす場合とする.
2)降圧の目標は,収縮期圧150〜160mmHg,拡張期圧85mmHg前後と成人に比べ甘くし,過度の降圧に注意する.
3)老年者では高血圧以外の疾患を合併していることが多く,薬物療法の選択には注意を必要とする.
4)収縮期高血圧も脳血管障害の危険因子になるが,その治療法は確立されていない.
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