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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 高血圧治療の実際と新たな展開 合併症を伴う高血圧の治療

心疾患を伴った高血圧治療の実際

著者: 佐野博志1 横山光宏2

所属機関: 1三田市民病院・内科 2神戸大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2138 - P.2140

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ポイント
1)心疾患を合併した高血圧では,病態に即した治療法を選択する.
2)心肥大の退縮は,交感神経抑制薬,ACE阻害薬,Ca拮抗薬で認められる.
3)労作狭心症ではβ遮断薬が,安静時狭心症ではCa拮抗薬が適応である.その際,過剰降圧を避けるとともに,血圧以外の他の危険因子の是正に努める.
4)心不全では,ACE阻害薬が適応となる.利尿薬の使用に際しては電解質異常に注意する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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