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文献詳細

雑誌文献

medicina28巻13号

1991年12月発行

文献概要

今月の主題 高血圧治療の実際と新たな展開 合併症を伴う高血圧の治療

高血圧と高脂血症を合併した症例の治療

著者: 大荷満生1 秦葭哉1

所属機関: 1杏林大学医学部・高齢医学

ページ範囲:P.2148 - P.2151

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ポイント
1)高血圧と高脂血症は,ともに動脈硬化性疾患の二大危険因子であり,両者の合併は動脈硬化の進展を相乗的に増加させる.
2)高血圧治療の目的は,それに引き続く動脈硬化性疾患の発症や進展を予防することである.このため,単に血圧を正常範囲に保つだけでなく,もう一方の危険因子である高脂血症の存在を見落とさないよう注意し,高血圧治療中に高脂血症を悪化させたり,他の危険因子をつくり出さないよう注意することが重要である.
3)高血圧の治療に際しては,降圧薬の脂質代謝への影響を十分に考慮し,高血圧と高脂血症の両方に好ましい薬剤を選択することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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